ますます進展する技術の高度化・複雑化・ハイスピード化に対応するために、開発マネジメントのあり方も年々進化することが求められています。
しかし、実際には、
などの問題が発生しており、プロセスの改革がなかなか進んでいません。
源流型研究開発・設計プロセス革新では、技術開発・商品開発における源流検討力と、そのための組織的な技術課題解決力強化を実現します。
開発前半での検討が不十分で、後工程で問題が顕在化し、その解決のために開発後半で大きな負荷をかけてしまう「後ダレ型開発」から、「源流型の開発」に変化させます。また、開発期間短縮だけではなく、開発の効率化、技術蓄積も同時に行います。
· 2元目標の設定
新商品開発にあたって、以下の2つの目標を設定します。
・新商品開発の直接的なアウトプット(QCD)
・新商品開発を通じた新しい仕事の方法論やしくみづくり
商品開発そのものと、それを支える仕事のやり方づくりは別物ではなく、一体としてとらえ、同時工夫、同時解決を行います。また、1回の開発で改革が終了するのではなく、開発を行う度に目標を高めていきます。
· 完成度を変える
開発は、到達すべき技術課題を突破できない限り終了することはありません。いかに速く技術課題を解決するか、いかに早い工程で技術課題を解決するかをマネジメントすることが、効率的に開発を進める上でのキーポイントとなります。
· 源流段階での課題解決のスピードアップ
システムの完成度について、課題の把握率(P)と、課題の解決率(Q)がシステムの完成に対して影響を持ちます。
「仮想**」「先行**」「事前**」「ビジュアル**」といった実践テクニックは、曖昧性の高い段階での潜在課題の発見や問題解決のための周知化を可能にし、課題解決のスピードアップを実現します。
· 組織・集団の連携力を変える
各工程での完成度目標の設定と、達成のための工程の過ごし方をデザインします。この検討では、開発担当者を中心に、生産技術、品質保証、調達、営業などの各部門も参画し、各々の責任と役割を明確にして、お互いが並行した開発推進を行える体制作り、計画作りを行います。
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